ここでは 納骨堂 ( 霊殿 )を 設立するにあたっての 経緯 ・ 私の想い など等を
書き記します。
先ずは 経緯 からですが、大別して 二つの事柄が きっかけです。
その一つ目は、建物の老朽化 でした。
以前の 社殿 は、私の父である 初代教会長により、昭和45年に造営されました。
建てられて42年が経過したということです。
建物はさすがに 老朽化 が進み、雨漏り・根太の緩み・床の軋み・水回りの つまり、漏れ
など等、限界ともいえる状態でした。
二つ目は、亡き 父 の言葉です。
生前、父が私に常々言っていました。
「 俺は 霊殿(れいでん) を造ってから 死ぬ ぞ 」 と。
その頃の私は 30歳前後でしたが、正直なところ 父の言葉を漠然と聞いていました。
ところが、父と母が相次いで逝ったのち、建物の傷みの進みと共にその言葉が重く
重く のしかかってくるようになったのです。
それは、 いつも頭から離れず、いつも心の底に沈んでいる という状態でした。
さて、次に 私の想い を述べます。
建物は、本当に 限界 でした。
しかし、建て替え はもちろんのこと、手入れ(リフォーム)をするにも莫大な費用が掛かります。
どちらを行うにしても、その 原資 を どのようにして 調達するのか?
父の遺命 を、子として、二代目教会長として、どのように果たせばよいのか?
考えが、行ったり来たりの 毎日 でした。
後に 続く